五輪ボランティアの数字を見て
「奉仕活動」というカリキュラムがあると,「奉仕」するのは「強制」になる可能性がありますね。
何しろ,「奉仕活動」って名前の授業で,「奉仕」しないとは何事だ!と怒られてしまうので。
昔から,そういう「報師活動」はありましたよね。
さて,都立高校でボランティア応募の強制か?という疑いがあった件で,学校側は否定していたようですが,もしかしたら学校別の応募者数が公表され,管理職の評価に反映される,という情報でも流れたのか?と勝手に想像していたりもしました。
特筆すべきとして挙げられているのは,外国籍の方が4割近くも占めているということ。
恥ずかしいですね。
「私の国では,学校で英語を何年学んでも,話せるようにはならないんですよ」
ということを世界に知らしめた感じです。
こんな数字のおかげで,また学校の授業が「英会話教室」になってしまうおそれがあります。
人に合わせてモノを考えて話せるようになるためには,相当な時間が必要だと思います。週4時間のペースで勉強したところで,忘れていく子はどんどん忘れてしまうでしょう。
ただ,皆さんとにかく気をつけてほしいものです。
来年の真夏に,一度,模擬演習をしてみて下さい。
そういうプログラムになっているでしょうか。
無理そうなら,すぐに辞退しましょう。
倒れるボランティアを介抱するボランティアが大量に必要になってしまいます。
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