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鬱陶しくない上司の存在価値

 企業が生き残る上で,「社員を辞めさせずにすむ努力」も必要とされる時代になっているらしい。

 こういう時代,「厳しい上司」はとても「危ない存在」となる。

 「育ててあげる気持ち」で強い叱責を行う。

 「フォローをしっかりしてあげるつもり」だったのに,社員に辞められてしまう。

 これでは企業がもたなくなってしまうという。

 離職率の低いある企業の経営者が語っていた,

 社員一人一人の「会社に求めること」をすべて面接等でフォローしている,という姿にも唖然とさせられた。

 ある人はお金優先,ある人は時間優先,ある人は場所優先・・・その要望に添うように企業が頑張る。

 人間関係ばかりは,なかなか希望が叶いにくいような気もするが,

 学校現場の場合,お金や場所,時間を決めるのは上司ではないから,あとは人間関係のみが問題となる。

 私は,そもそも上司というのは「鬱陶しいもの」と決まっていると思っていたが,

 今は「部下に気に入られる上司」である必要があるそうだ。

 なるほど,「子どもに気に入られる教師」がいつからか求められている時代になったことに気づいた。
 
 「いいセンセイ」とは,「子どもにとって都合のいいセンセイ」という意味である。

 あるセンセイたちは,そのことに気づいたからか,いつからか教師が授業をせずにすむシステムを考案した。

 これはだれにとっても(授業をしなくてすむのが助かるセンセイにとって)都合のよいシステムだそうだ。

 鬱陶しくない上司やセンセイに,存在価値はあるのだろうか。

 もう私が教員をやっていられる時代ではなくなったようだ。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
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  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より