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チコちゃんに叱られる~おやじギャグが言える年齢になると,ホンネも漏れやすい

 人のホンネが漏れる場所はどこか?

 いまどきは,「無礼講」の席でも「無礼」は許されない時代だから,ネット上の匿名の書き込みくらいでしか,ホンネは語られない時代になったのかもしれない。

 先日,ある講演があった。私はホンネが漏れるタイミングを知っている。

 控え室に戻った直後である。

 ベテランの講演者にとっても,一仕事終わって衆人環視の状態から抜けた時点はやはり気が緩むらしい。

 「●●の××化」が,その人にとっての激しいストレスになっていることは,講演からも痛々しいほど伝わってきたが,控え室で私が投げかけた言葉に,本当に素直に反応されてしまった。

 「××化さえなければ・・・」

 ●●が××化されたことで,講演者は多くの「ウソ」をつかなければならなくなった。

 ●●の指導を徹底させなければならない立場なのに。

 まともな人なら,相当な葛藤があるはずである。

 もし証人喚問されて,真実を隠すか語らないことを強いられたら,精神が持たないだろう。●●の指導者なのだから。

 しかし,行政マンが求められる資質能力は,そういうケースでも揺らがない「精神力」である。

 羊の群れの中では,居心地がよかったためか,ホンネもたくさん漏れていた。
 
 仕事を辞めた後の人の講演がなぜおもしろく,現役の行政マンの話がなぜつまらないか,ホンネを言っているかどうかの違いととらえれば,わかりやすい。

 行政マンが一応,精神状態を保てるのは,「ペーパーを読むのが仕事」と割り切れるからである。

 それなら,ペーパーを配ってもらえれば,話はすむ。

 動画もいらない。原稿を公開すればよい。

 動画をとるなら,俳優・女優を起用してほしい。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より