1000人当たりの暴力行為発生件数ワースト5は
文科省が,「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」を公開している。
小中高における暴力行為とは,「対教師暴力」「生徒間暴力」「対人暴力」「器物損壊」の4つを指している。
1000人当たりの発生件数のワースト5は
1位 島根県 15.6件
2位 神奈川県 10.7件
3位 沖縄県 10.0件
4位 新潟県 9.0件
5位 京都府 8.0件
だった。ちなみに東京都は2.1件。
人口の少ない地域では,どうしても1人当たりの件数が多く見える問題があるが,神奈川県の場合は言い訳ができない。
最も発生件数が少ないのは愛媛県で0.5件だった。
指定都市別に見ると,ワーストの順位は
1位 横浜市 18.4件
2位 新潟市 18.0件
3位 相模原市 13.3件
の3市が突出して多い。
高い割合を示しているのは「生徒間暴力」で,横浜市では暴力行為総数4935件のうち,生徒間暴力は3375件で7割弱を占めている。
校種別では,中学校が最も多い。
横浜市の公立中学校では,子どもはどのようなストレスを暴力で解消しようとしているのだろうか。
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