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大坂なおみ選手のインタビューへの非難・抗議

 日本にはまだ,「グローバル人材」という存在や意義が広く浸透していない(それなのに,グローバル,グローバルと何とかの一つ覚えのように連呼されている)。

 大坂なおみ選手にとって,不慣れな日本語で,しかもやや高度な質問を投げかけていたNHKのインタビュアーに対しては,私も少々不信感を抱いた。眠たそうに,というより,無愛想に,面倒臭そうにインタビューに応じていた大坂選手を責める気持ちにはならなかった。

予定外のインタビューを無理矢理強要されたことへの怒りか?

 とも感じたが,問題視するメディアもいくつかあったようだ。

 片言の日本語のテロップを,「カタカナ」で表記することへの批判もあった。

アリガトウゴザイマス

 試合後のインタビューの愛嬌の良さとは比較にならないくらい硬い表情をさせるインタビュアーは,やはり「素人」である。テニスのことには無知でも,相手の心を和ませるテクニックくらいは身に付けておいてほしい。

 ある人は,芸能とスポーツは日本の場合,「同じくくり」であることから,「インタビューされる側が努力して愛想を振りまくべき」みたいな逆のプレッシャーもかけている気がする。「スポンサーから多額の金を受け取っているのが選手であり,そのスポンサーの商品を買って経済的にも応援しているのが私たち視聴者なのだから」という発想。

 2020に向けて,選手を「商品化」するメディアの自粛を求めたいが,「金もうけのための道具」として投資しているメディアだけを悪く言うこともできない。

 アメリカのメディアは閉会式等について,大坂選手を擁護するような報道を行っていた。

 メディアが利害関係でがんじがらめになっている国と,独立性が高い国とのギャップを感じるよい機会となった。

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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より