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夏休みは31日以内で

 日本列島は細長く,南北にのびていることで,地域によって気候は多様である。

 だから1学期の終わりと2学期の始まり(3学期制の場合)の時期は,地域によって自由に変えてよいはずである。

 ただ,教室等のエアコンが完備されると,全国一律の休業日の設定も可能になる。

 アメリカとの戦争が始まった翌年の1942年の『少国民新聞』に,「大戦下の夏休み 三十一日以内の事」と文部省が定めたという記事が掲載されている(「戦時中の夏休み」と検索すると,紹介してくれているサイトが出てくる)。

 戦時下の子どもたちの夏休みは,実質的に「強制労働」の時間だったようで,これを「勤労奉仕」などと呼んで「利用」する政府の精神があるから,「公共」などという科目の胡散臭さが拭いきれない。

 「奉仕の精神」を評価する仕組みを教育機関が持っていることの意味を考えてもらいたい。

 2020年は,学校がオリンピックに振り回される1年になるかもしれない。

 来年から「戦時体制」に入る自治体も増えてくることだろう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より