水球の「不名誉」デビュー
ハンドボールを水の中でやるような過酷なスポーツ・・・「水球」というマイナーな競技のイメージはそんな程度のものだった。「water polo」という英語名は今し方,調べてわかった。poloはチベット語の「ボール」が語源だそうだ。
ウィキペディアでは,水中の見えない場所で行われる反則行為が多いことから,「水中の格闘技」と呼ばれているとあったが,それは聞いたことがあった。
今,東京五輪に向けて「殺人的な練習」が行われている競技が多いことだろう。
「日本代表だから」「選ばれた人だから」という理由で,「弱音が吐けない」状況にいる選手たちが置かれた立場は,紛れもなく「ブラック企業」を上回る過酷なものだろう。
肉体的に限界のところまで来ているときに,精神的な打撃をくらうとき,「一般人」なら潰れてしまう。
「トップアスリート」とは,「潰れなかった人たち」という意味で捉えればよいのだろうか。
戦時中,全く勝つ見込みのない戦争に駆り出された兵士たちとイメージが全く重なってしまうスポーツ選手たち。
知り合いしか観戦に来ないようなマイナーなスポーツの悲哀が,この暑さの中で寒気を誘う。
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