地方の大学附属の子どもたちのコンプレックス
地方の大学附属の授業を参観する機会が増えたが,授業での発言から,子どもたちが強烈なコンプレックスを抱えていることに気づかされた。
「こんなド田舎の・・・」
地方とはいっても,大学附属はそれなりの場所に立地している。
東京に比べれば,交通の便のところばかりではないだろうが。
私が先日訪れた学校は,駅から歩いて1時間かかった(途中に城もあったので,観光しながら歩いた)。
その地方の中では「エリート」の子どもが通っているのが附属学校である。
授業では,「エリート」としての誇りをくすずる教師の発言も飛び出し,子どもがそれによって「意欲」を引き出される,という「構図」を垣間見ることもできた。
しかし,その強烈な裏返しだろうか。「どうせここは田舎だ」という意識は,「いずれここを出て行くに決まっている」という子どもを量産することになるのだろう。
地方の大学附属が抱えるこの問題を解決するにはどうしたらよいか。
地方にとってはほぼ共通の問題意識だろう。
あと一つ,教員の問題も耳にした。
若い教員が増えているのは,一般の公立学校だけの話ではない。
附属学校には,公立の採用試験に合格できない人が入ってきているところがある。
また,1校くらいしか公立を経験していない人が,附属学校に入ってきて,数年すると現場に戻される。
これで附属学校が成り立つ理由はただ一つ。生徒が優秀だからである。
その生徒たちは,地元に残らず(残れず)に,去って行く。
地方の附属学校の存在意義とは何だろう?
東京に人材を送り込むための装置なのだろうか。
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投稿: planner8 | 2018/06/12 23:01