創造性を奪うポートフォリオ評価
評価をどうするかに教育界の注目が集まっていくようだが,そもそも指導が成立していなければ,まともな評価などできない。
私が参観した2校(いずれも大学附属)の授業で,全く同じパターンのドツボにはまっていたのが印象的である。
ワークシートで書く方向性が限定されてしまっているがために,「学びの本質」に迫る余地が残されていなかった。
型にはまった評価の仕方は,子どもから創造性というか,「考える力」を奪うことをいずれ証明したい。
子どもは教師がどう答えると喜ぶかを知っている。
私が参観した授業では,内容とは全く関係のない「次の学習に生かしたいこと」を述べて褒められていた。
生徒が発表した「次の学習に生かしたいこと」はあらゆる教科で「使い回し」ができる「決まり文句」であり,授業に参加していない生徒でも述べることができるものだった。
評価の研究をする前に,指導の勉強をしてほしい。
子どもたちは,「枠」を「文字」で埋めることに慣れている印象だった。
しかし,だれが埋めても同じような内容になるプリントは,わざわざ教師が集めて見る必要もない。
子どもたちは,決まり切ったルーチンワークを効率良くこなしているだけだった。
地方の中学校では,これが当たり前なのだろうか。
これ,1970年代とか80年代でも「時代遅れ」と言われたであろう学習と評価なのに。
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