「強いチーム」の勝因
5月26日現在,プロ野球・セリーグでは広島が2位に5ゲーム差をつけて首位を走っている。
広島の「強さ」の秘訣は何なのか。
巨人のように「金」で優秀な選手を引き抜いていくことで勝利を目指していくチームとは何が異なるのか。
広島の個人の打撃成績を見てみると,打率が3割を超えている選手(規定打席に達している選手で)は1人もいない。打率10位までに1人も入っていないのが広島である。
投手成績を見ても,防御率成績でベスト5に入っている選手が1人もいない。
「個」の実績ではなく,「チーム力」で勝っている典型的なチームである。
「金」で買われてきた選手が活躍せず,低迷するチームには,「言い訳」が可能である。
負けを人の責任にできる。
みんなの責任で負け,みんなの力を結集して勝つ。
個々人の絶え間ない努力の成果が,チームの勝利に結びつく。
「完成形」「実績型」ではなく,「未熟」「成果をこれから出す」チームの強さが勝利の秘訣なのだろう。
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