人間の醜さを露呈させる教育方法
人間には,多様な種類ごとにレベルの異なる醜さが備わっています。
たとえば,「自分にとって得だと思えることだからやる」という利己主義。
私がその文化を知らない地方には,利己的な子どもばかりをどうしたら動かせるようになるか,悩みもしないで,その利己主義を利用する安易な教育方法に走る人間がいるようですね。
教師にとって,これほど醜悪な判断の仕方はありません。
それが醜悪に思えない地方の人がいるのは意外です。
また,どんな人にでも分け隔てなく接することができることが善だという,平等主義を平気で放棄できる地方もあるようです。こっちは何となくわかります。近い奴ほど憎い,という感覚は,閉鎖的な地方独特の文化ですね。
嫌な奴とは付き合うな,という「教え」を,利己主義に固まった子どもにすれば,どんなことになるのか。
醜いという言葉では表現しきれないほどの腐臭を発する教育を語る人間がいるんですね。
「身近な地域」との交流がなく,遠く隔てた地方に存立の意義を見いだそうとする人たちにとって,「郷土」とはどんな意味をもっているのでしょう。
どれだけ「地域」の子どもをバカにしようが,「こういう風にだけは育ってほしくない」と思える大人はいないのでしょうか。
大丈夫ですかね。
まだ風邪とかインフルエンザくらいに軽く思っている管理職が哀れです。
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