AI時代に消滅せずにすむ職種とは?~「働きがい改革」に向けて
私は新しい仕事を次々に創り出せる場を探し求めているのですが,今は「働き方改革」のおかげで逆風の嵐です。
多くの学校で,「できるだけ仕事を減らすようにしましょう」という暗黙の了解ができつつあるのではないでしょうか。
教師は忙しすぎると,いじめやトラブルを見逃しやすくなりますから,生徒をよく見るためにも,余裕は必要です。
ただ,教師が楽をするようになると,子どもは不思議とよく見ていて,余計な仕事をつくってくれます。
教師は,ほどほどに忙しい方が,それ以上忙しくされずにすむ職業なのです。
今までは,作った仕事を自分がこなしていたのですが,歳もとってきて,場所を移動する時間がかかるようになってしまいました。新しい仕事は,基本的に生徒を動かすものなので,教師は見ているか場所と道具を貸してくれるだけでよいのです。それでも,「監督する責任が増すから嫌だ」という人が必ず出てくる。困ったものです。
仕事の方は,毎日,いくらでも思い浮かびます。それだけ「自主的に動いてほしい」という願いでもあるのでしょうが・・・。
ちょっと異動しにくい学校にいるおかげで,自由が利きづらいのですが,創造的な仕事がしたい人が多い学校とか,若いときに苦労したことがない教師が多い学校を見つけて,異動できるように努力したいものです。
ある雑誌の特集で,AI時代に消滅せずに稼げる職種が10個ほど(弁護士,医師,宗教家,教師など)掲載されていました。
これ以外にもいくらでもあるでしょうし,職種は消滅しなくても,させてもらえる仕事がなくなる人はいくらでもいるのでしょうが,私は「理由」として示されている内容に注目しました。
教師は,「知識を教えるだけでなく,児童,生徒それぞれの心情やモチベーション管理,それぞれの適性に合った進路のナビゲーション能力が求められる」とあります。教わった教師の中で,これができない人の顔が思い浮かんだ人がいるかもしれませんね。教師の基本は子ども理解です。おまけに,弁護士のような仕事をする場合もあるし,カウンセラーもするし,仕事をプロデュースすることもある。
「働き方改革」ではなくて,どこかで「働きがい改革」に取り組みたい自治体はないでしょうか・・・。
教師が日々「働きがい」を感じてくれていれば,猥褻,セクハラ,体罰,交通違反などの「事故」を起こさずにすむはずなのですが・・・。
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