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12月24日 クリスマス休戦

 第一次世界大戦に参加した国の人々は,指導者から兵士まで,「戦争はあっという間に終わる」という認識でいたらしい。「クリスマスにまでには帰れる」と思っていた。しかし,戦争は1918年まで続くこととなる。現実としての戦争を理解できていなかったということだろう。

 第一次世界大戦中の奇跡として知られているのが,「クリスマス休戦」である。

 これは非公式でかつ一部の戦場で発生したもので,戦闘が続けられていた地域もある。
 
 上等兵として従軍していたヒトラーは「クリスマス休戦」には反対の態度であったらしい。

 軍の判断として,二度とこのような非公式の休戦は許可しないことになった。

 「クリスマス休戦」中は,戦場でサッカーの試合まで行われていたらしい。

 当時の人々にとって,「戦争」とは何だったのだろう。

 近代国家になってから100年以上たっているヨーロッパで,なぜ国のために多くの国民の命を削り合う戦争が行われたのだろうか。

 クリスマスだからといって,なぜ昨日まで殺し合っていた人同士が仲よさそうに接することができるのだろうか。

 仲が良いことは特別なことであり,殺し合いをするのが日常の出来事ということになる。

 ヨーロッパ中世と近代の違いを,以上の疑問を踏まえて述べなさい。

 という入試問題はどうだろう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より