12月23日 あと3㎝で新幹線は脱線していた?
新幹線史上初めての重大インシデント。
JR西日本による会見で,新幹線の台車を支える鋼材に大きな亀裂が入り,あと3㎝で破断していたことが公開された。その場合,脱線のおそれもあったという。時速300km近い列車が脱線したらどうなるのか。実験で確かめることは困難だろう。
しかし,「走行中に壊れた新幹線」の画像を一度見てしまうと,事故の現実味が増し,恐怖心が高まってしまう。
私の娘は「絶対に飛行機には乗りたくない」と言っているが,そのうち「新幹線も怖い」と言い出しかねない。
小倉で乗務員が異臭に気づき,山陽地域を走っている間にも,異常を感知していたが,新大阪駅で引き継いだときには「問題ない」という認識が伝達されてしまった。名古屋で点検して状況が把握できたという話である。
国民の安寧を日々祈って下さっている天皇陛下が抱く心配の種をさらに増やしてしまったようだ。
当事者である鉄道会社の「心配」が天皇陛下の数億倍であることを祈る。
「安全」よりも「経済性」を優先したとき,どれだけの命が失われるかわからないのが新幹線の事故でる。
« 12月22日 「改正」教育基本法・公布の日 | トップページ | 鉄道トラブルと学校教育の劣化の共通点 »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
「ニュースより」カテゴリの記事
- 止まらないビールの需要減(2018.12.30)
- 五輪ボランティアの数字を見て(2018.12.27)
- 南青山に似た環境の公立学校は,頑張った。(2018.12.23)
- 愛校心によって大切なものを失った経験から(2018.12.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント