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12月14日 武士の本懐と「働き方改革」

 「改革」と名前のつくものは,たいてい失敗するのが,日本という国の面白いところである。

 「働き方改革」という言葉が邪魔になって,業務に支障が出ている人などはいないだろうか。

 最近も,「働き方改革」のためのアンケート調査に協力した。

 私は「イライラする原因」として,「こんなアンケートがいっぱいやってくること」というコメントを書いておいた。

 アンケートに協力したところで,何かが変わる見込みが全くないか,むしろ状況が悪化することが予想できる人はたくさんいるだろう。

 「働き方改悪」にならないように,注意してほしい。


 四十七士たちは,本当に「本懐」を果たしたと言えるのだろうか,というのが私の直観的な疑問である。

 江戸時代の人たちは,武士に限らず,本当に不便な世の中に生きていたのだと同情してしまう。

 ただ,その不便さの中には,いくつもの「終わらないための仕組み」があったことにも気づく。

 今は,便利な世の中になったが,それは「終わるための仕組み」に組み込まれただけ,と考えることもできる。 

 命は終わった(失われた)が魂は受け継がれた,という言い方で賞賛するのも怖いものだが,

 今,至る場所で「魂の伝達が途絶えた」ことで苦悶している職場が増えているのではないだろうか。

 「不便さ」が多すぎる教育現場は,逆に,「魂の伝達」がしやすいと思いきや・・・。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より