普遍性,汎用性があると誤解する「研究者」たち
「ある場面」で身に付けた能力が,別の場面でも生かされた,と気づくとき,「ある場面」で能力を身に付けておいてよかったと思う・・・こういう経験ができるのは,ごく狭い世界で生きている人たち・・・わかりやすく言えば,研究だけしていれば,実践をしなくても給料がもらえる人たちに限ったことかもしれません。
小中学校のレベルだと,子どもたちは,授業で勉強したことが,そのまま試験に出されて「できた」と言える,そんな世界に過ぎません。ただ,研究者たちにとっては,それではつまらない。
ある人の本や主張を読んで,とても強く感じることになりました。
昔の研究者には,そういうタイプの人はいなかった。
おそらく,「そんなことを言えば,みんなにバカにされる」ことがわかっていたからです。
最近は,「バカにする」人が少なくなってしまったためか,
あるいは「バカにする」人が大事な会議に呼ばれなくなってしまったためか,
研究者というより事務方が「バカな主張」を平気で通せる世の中になってしまいました。
その集大成が新しい学習指導要領です。
研究させられている学校の授業を見て,一定数の人は悟ることができたはずです。
「これでは間違いなく失敗するな」と。
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