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11月5日 『稲むらの火』と津波防災

 東日本大震災を受けて2011年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」だが,「津波防災の日」は安政南海地震が起こった11月5日(1854年12月24日)の方とされた。

 小学校の教科書にも採用されている小泉八雲の『稲むらの火』は,津波の襲来を必死に知らせた濱口梧陵の知恵と行動を教訓として残してくれる話である。

 濱口梧陵は,災害の後に,破損した橋を修理したり,堤防をつくったりして,地域の復興と防災に力を尽くしてくれた「民間人」である。私財を投じる姿勢を,現代では企業に学んでほしい。

 環境保全や地域貢献を進める企業にのみ,積極的に投資を進める(逆に,自社の利益だけを求める企業の株は売る)会社も登場しているようだ。

 法人税が下げられているのなら,企業はどんどん教育や地域社会の発展のために力を尽くしてほしい。

 グローバルな活動ばかりに目が向けられる風潮を断ち切って,ローカルな世界で企業は何をしてくれているのか,国民の目を研ぎ澄ますことができるのも,やはり教育である。

 濱口梧陵は,医学への支援も行っていたそうで,そのおかげで銚子でのコレラ防疫の業績を残した人もいるらしい。

 和歌山県広川町には,世界に誇れる地域の財産があり,うらやましい。

 ロヒンギャ難民に,コレラの脅威が時限爆弾のように迫っているという報道もあった。

 社会貢献活動には,地震・津波対策と同じような機動性も求められる。

 医療機関などの積極的な支援活動を期待したい。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より