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11月4日 中韓との歴史戦争の敗北と勝利 

 11月4日はユネスコ憲章記念日である。

 トランプ大統領はTPPやパリ協定に続き,ユネスコからの脱退も宣言している。議会ではどのような結論が下されるだろうか。

 アメリカは,パレスチナのユネスコ加盟後,分担金の支払いを停止しており,脱退は時間の問題だったとも言われる。

 日本とユネスコとの関係と言えば,2015年に中国によって「南京大虐殺」が「世界の記憶」に登録されてしまった。「30万人大虐殺」という主張を証明する資料がないにもかかわらずである。ユネスコ事務局長のイリナ・ボコバ氏は,ブルガリア出身の共産党員で,名うての親中派だということだ(週刊ダイヤモンド,櫻井よしこ氏のコラムより)。
 
 「歴史戦」という言葉はあまり一般化していないだろうが,とてもわかりやすい日本の敗北の一例である。

 櫻井よしこ氏のコラムでは,日本の「勝利」も取り上げられている。

 それは,慰安婦資料登録の阻止,ユネスコ制度改革の実現,次期ユネスコ事務局長の座を中国に与えずフランスに勝たせたこと。「日本外交の三連勝」と持ち上げている。

 2014年のユネスコ加盟国の分担金の分担率は,アメリカ22%,日本11%,ドイツ7%,フランス6%,イギリスと中国が5%となっている。金だけでなく,意見も出せる国になったということか。

 昨日のニュースでは,北朝鮮の核問題をきっかけとした日本の軍事大国化を韓国が心配していることが流されている。

 共通の敵がいるから仲間になるという発想ではなく,アジア全体の発展という考え方に転換できるきっかけを提供してくれるのは,案外アメリカだったりするような気もしてくる。

 日本の将来の悪夢は,かつてドイツとの同盟に活路を求めた失敗が,アメリカとの同盟で繰り返されることではないだろうか。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
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  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より