11月26日 いいチームとは
「いいチームの日」をきっかけにして,サイボウズという会社のHPを訪問してみた。
>サイボウズは多様な働き方にチャレンジしています。
>そんな私たちのオフィスは「Big Hub for Teamwork」をコンセプトに、
>多様な働き方への柔軟な対応、コミュニケーションの活性化などを通じ「チームワーク向上」を目指しています。
「チームワーク力」と聞くと,もう10年以上前に経産省の委員会で定義づけされた「社会人基礎力」を思い出す。
基礎学力,専門知識を活かす力としての「社会人基礎力」は,次の3つの能力から成るとされる。
1 前に踏み出す力(アクション)
2 考え抜く力(シンキング)
3 チームで働く力(チームワーク)
これらの能力には,それぞれ3~6個の「能力要素」があり,チームワーク力には,
「発信力」(自分の意見をわかりやすく伝える力)
「傾聴力」(相手の意見を丁寧に聴く力)
「柔軟性」(意見の違いや立場の違いを理解する力)
「情況把握力」(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力)
「規律性」(社会のルールや人との約束を守る力)
「ストレスコントロール力」(ストレスの発生源に対応する力)
の6つが「多様な人々とともに,目標に向けて協力する力」として示されている。
これらの能力の育成に挑む大学があることも経産省のHPで知った。
大学や中等教育,初等教育の現場で学生や児童生徒に向き合う人間に,「社会人基礎力」が必要ないわけはない。しかし,それを育成する気がないところがある。
「いいチーム」の中で育てられた感覚のない教師は,何%くらいいるのだろう。
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