11月12日 日本では洋服,アメリカでは和服
「欧米のモノ真似をする」ことを国家の方針としていた明治初期,「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出された。
服装について,興味深いポリシーを持っていたのが岡倉天心である。
日本国内では洋服を着用していたが,アメリカでは羽織袴だったという。
来年は明治元年から満150年になり,「明治の精神に学ぶ」取り組みが学校現場でも行われるだろう。
「能力本位の人材登用」「チャレンジ精神の涵養」に光があてられ,産業界では競争力強化がさらに求められると同時に,格差拡大が助長される結果にもなるだろう。
「和魂洋才」をテーマとした「魂の教育」が,道徳などでもてはやされることが目に浮かぶ。
「洋魂和才」だって立派な追究テーマになりうることを,子どもたちには伝えておきたい。
« 11月11日 おそろいの日と黒髪指導 | トップページ | 11月13日 うるしとJapan »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント