10月12日 指導の結果,ねらいとは異なる目標を達成できることも
学習指導では,教師がねらっていた能力が身に付かず,別の能力が開発される,ということがあり得る。
これは教育の失敗であり,成功でもある。
地道に板書の書写をしていると,綺麗なノートができあがる。
丁寧に書かれたコピーは,わかったような気にさせてくれる魔物である。
教師と生徒との間で,言葉のキャッチボールが続く。
しかし,思考力を要しない一問一答の連続で,理解を深めることは不可能である。
どんな力がついたのだろう?
道徳の授業では,ただ「読解力」が身に付いているだけのケースも多いだろう。
何がゴール(目標)なのかがよく見えていないという問題は,
教師も子どももお互い様である。
コロンブス・デーは,「勘違い」を改めるために努力できる日にしたい。
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