10月11日 危険でも安心できる国
安全・安心なまちづくりのために重要なのは,根拠がないのに安全だと思い込んで安心することがないようにすることだろう。
こっちは安全のために努力しているつもりでも,何がその人を危険に陥れるかわからない。
地震や火災,津波などから身を守るためには,勝手に「ここは安全だ」と思い込まないことである。
「不安な要素」をどこかに持っていないと,隙を突かれることになる。
「不安でいっぱい」になりすぎても,身動きがとれなくなってしまう。
危険をたくさん想定して,その中で一定の安心感を抱けるように,万全の備えをすることが大切である。
普通は,高速道路の追い越し車線に停車中の車はいないはずである。
普通は,スクランブル交差点で歩行者の信号が青なら,車は交差点に侵入してこないはずである。
普通は,コンビニの正面にコンビニに向かって停車している車は,買い物が終わって帰るときは前進しないはずである。
普通は~しないはずでも,普通じゃないときがある。実際に,普通じゃないことがあったための事故が起きている。
普通は,四つの島を海に沈めることはできない。
私たちが安心を手に入れるためには,何が必要なのだろう。
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