10月1日 法とコーヒーと都民の日
10月1日は,日本茶と日本酒と醤油の日でもあり,ネクタイとメガネの日でもあるらしい。
福祉用具の日や補助犬の日にもなっている。
ちょっと多すぎて,覚えきれない秋の1日である。
学校は警察の方々と連携をとることが多いが,なかなか裁判官や弁護士の方と知り合いになる機会は少ない。
「法教育」や「主権者教育」という言葉の登場で,一時期ブームになったときもあったが,
警察の方と違い・・・・というと大変失礼にあたるが・・・・学校での成績が優秀だった裁判官や弁護士の方がイメージできる「中学生の学力」の幅が狭くて困ることがある。扱う題材が簡便すぎると,裁判官とか弁護士さんの存在の意義が認められなくなるし,難しすぎると,距離感ばかりが増幅してしまう。
「ちょうどいい」教材づくりが難しいのである。
今,ありとあらゆる業界団体,行政組織が,その存在意義を高めたり,生き残りをかけた方策を教育現場に求め始めているが,自分も中学生だったのに,「中学生の実態」をここまで知らないものなのか,と唖然とするようなことばかりが続く。
小学生では幼すぎる,高校生は受験があるから敬遠される,じゃあ,中学生で,という話になるのだろうが,中学生にも高校受験がある。
だから方策としては,入試問題で刷り込んでいく,というやり方も考えられる。
領土問題については,入試問題での扱いが増えているが,それは国の機関から公的な「要請」が文書でなされているからである。
小学校の学習指導要領では,領土問題の扱いが露骨に強められることとなった。
だれも文句は言わない。文句を言わない人たちに作らせたからである。
私は別に,扱うべきではないと主張したいわけではないし,どちらかというと,複雑な背景のある領土問題を学ぶことは,子どもの思考力を高めるという目的のためにもよい題材だと考えている。
今日は,コンビニのコーヒーと,家の日本茶をいただきながら,テストの採点をする予定である。
全部で10クラス分で,10時間くらいかかる。
気になる小問の正答率を出すために,さらに数時間を要するかもしれない。
大学生の子どもは昨日からグローバルフェスタに参加している。
試験の日がずれていたらよかったのに・・・。
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