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真っ赤な甲子園球場

 広島が2年連続でリーグ優勝を甲子園球場で決めた。

 練習量で他球団をしのぐとされる若手中心の広島には,3連覇,4連覇の可能性もあると考えられる。

 絶対的なエースが退団しても,強さに変わりはなかった。

 中心選手が怪我で離脱しても,むしろチームは強くなっていった。

 敵地での胴上げだからやや控えめな感じの選手たちを,3塁側からレフトスタンドを埋め尽くしたファンは大喜びで見つめていた。

 阪神ファンからは,ライトスタンドや1塁側に広島のユニフォームを着て座っている「勘違いファン」に憤りを感じている,とか,球場近くの電車では,敵のユニフォームを脱ぐのが礼儀だ,という指摘もあるようだが,観戦中は敵同士でも,勝負がついた後は相手への敬意を忘れない,というスポーツマンシップを大切にしていただきたい。

 多くのプロ野球選手にとって,甲子園球場は特別な場所である。

 本拠地とはまた別の嬉しさがあると思われる。

 クライマックスシリーズをまた楽しみに待っていたい。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より