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9月28日 「優秀な教師」と呼ばれたい?

 あまりご存じない方もいらっしゃると思うが,都道府県教育委員会では,教科など特定の分野で功績のあった教師を表彰している。

 学校内ではその「優秀さ」をあまり知られていない教員が表彰の対象になると,人によっては公開されることで逆に肩身の狭い思いをすることになる。

 「どうやって校長に阿ったのか?どんなコネがあるのか?」といった憶測を呼ぶからである。

 一般的に言って,教員は「優秀な先生」と呼ばれたいという欲求を持っているだろうか?

 「羞恥心」や「謙遜」を否定する表彰制度が,そもそも「優秀な人」を台無しにするのではないか?

 台湾では孔子の誕生日とされる9月28日を「教師節」として,模範的な教員が表彰されるそうである。

 日本には「教師節」にあたる日は設定されていないが,「設定しない」という姿勢が「模範的な教師」をつくれる土台になっているのではないだろうか。

 子ども立場からすると,小学校と違って,中学校や高校の場合は,教員の相対評価がやりやすい。

 出張ばかりで「校外」の役に立っている先生が,「優秀な教師」に選ばれたところで,「それが何か?」という気持ちしかもてないだろう。

 「長時間労働」=「悪」という「印象操作」によって,教育も仕事がやりにくい職業になってしまった。

 そのうち,「勤務時間が終わったらすぐに帰宅する教員」が「模範的教師」に選ばれる時代になるのだろう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より