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9月18日 複雑な関係を理解する意欲を高める教材

 9月18日というと,すぐに思い浮かべるのは柳条湖事件である。

 南満州鉄道の線路爆破を,関東軍は中国軍による犯行と発表した。

 関東軍の謀略だったこの爆破の規模は,ごくごく小さなものだったらしい。

 当初の実行予定は9月27日だったが,情報がもれ,上層部からの牽制も受けていたので,

 作戦遂行を早めたということである。 

 歴史の授業では,当時,中国と満州の貿易がさかんになっていた資料も提示する。

 歴史の学習では,早いうちから,だれがだれと戦おうとして,だれとだれが止めようとしていたのかを認識させるようにしておきたい。
 
 国と国が戦っているわけではない戦争もある,という概念が必要である。

 武力で得た権益は,武力で守らなければならないという当時の「常識」も知っておくべきだろう。

 事件後,すぐに国際連盟に提訴されたが,重要案件として扱われなかったらしい。

 蔣介石は,中国共産党と戦っていた。日本政府は不拡大方針を発表した。

 人と人との関係は,非常に複雑である。

 多様性が高ければ,それで争いが起こらなくなるわけではない。

 多様性を認める寛容な心が育まれていなければならない。

 ある人は,ある人を悪人だと主張している。その根拠はこうである。

 一方,悪人だと主張されている人は,ある人の方が悪いと主張している。その根拠はこうである。

 第三者から見ると,こっちの方が悪い。その根拠はこうである。

 学校では,日常生活の中で,最後に「寛容」を得るための壮絶な「対立」の繰り返しが経験できる。

 もちろん,そこで「体罰」や「暴力」が入ってくると,「悪さ」だけが増幅して,「寛容の精神」からどんどん離れていってしまう。

 複雑な人間社会の様々な関係性を理解するために,シリア問題などもよい教材になるだろう。


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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
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  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
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  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
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  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
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