9月10日 教育は「苦闘」の日々
「打てば響く」子どもたち。恵まれた環境にある教師と子どもは,決して少なくはないでしょう。
雑誌が『学校が壊れる』という特集を組んでも,
「先に壊れるのは政権の方でしょう」とツッコミを入れたくなる。
もちろん,「どうして学校ではなく,教員というタイトルにしなかったの」と疑問を持つ教員もいるでしょう。
「俺たちは被害者だ」と言わんばかりに。
でも,一番大変なのは,子どもの方ではないですか?
あの学習指導要領に示された目標を達成できる人を国は求めています。
道徳の目標や内容をよく読んでみて下さい。
社会科の目標や内容をご覧下さい。
特別活動という時間にやるべきことはご存じですか。
1年のうち,35時間を使ってできることって何でしょう。
子どもは,与えられている時間以上の時間を費やして,様々な目標を達成しようと努力しています。
「もうそんなに努力しなくてもいいよ」「頑張るな」と子どもに投げかけられるような職場をうらやましいと思う教師もいるでしょう。
学校は,苦闘の連続です。
教師はアクセルをふかすだけが仕事ではありません。
ときにはブレーキ役にならないと,それこそ子どもは我を忘れて突っ走ります。
なかには,坂道に投げ出して,あるいは崖から突き落として,教員はただ見ているだけ,という教育方法もあるようですが,子どもが苦闘した分だけ,あるいはそれ以上に教員の方も苦闘してこそ,お互いの信頼関係が築けるというものではないですか?
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