代休がとれない
一昨日まで,8日間連続の出張となった。
前半に4泊5日の宿泊行事の引率があり,帰って日帰り出張があって,そのあと1泊2日の出張。
今週末には3日間の出張がまっている(宿泊はなし)。
教育現場にいなければ(行政にとどまっていれば),こんなに出張が続くことはなかった。
私が指導主事の仕事なんて,「激務」とは言えない,と書いている理由の一つがこれである。
どこかの研修会に出張したとしても,本番は2時間半程度で,後は報告書をまとめるだけ。
もちろん研修で出張している間に,処理しなければならない書類はたまっていくが,1m以上の山になることはないだろう。
学校現場では,生徒から作品やノートを集めたりすると,1日で1m以上の山ができてしまう。
夏休み中の仕事の代休が夏休み中にとれないほどでも文句を言わないくらい,日本の教師は学校と子どもが好きなのである。
本を読む時間を,1日3時間は確保できるのが,夏休みのよいところか。
「夏休みがあるから教師になりたい」と思っている人には,一考をうながしたい。
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