教師は各授業で,だれに感謝しているか?
できない生徒にわかるまで教えてくれた2割の生徒たちか?
できない,わからないままで終わったのに,苦情を言わない生徒たちか?
教師は生徒の発表をただ聞いていただけなのに,まともな評価をしてくれると信じている生徒たちか?
わかる生徒の説明を熱心に聞いていた生徒たちか?
他の生徒が盛り上がるような答えを発表してくれたムードメーカーの生徒たちか?
教師の発問に対して,様々なレベルの解答を述べてくれた生徒たちか?
教師の「代役」となって,板書をしてくれた生徒たちか?
各生徒の発言をメモして,記録に残してくれた生徒たちか?
資料の読み取りに際して,新しい視点を提供してくれた生徒たちか?
授業で役立ちそうな資料を貸してくれた同僚の先生か?
授業の計画を変更せざるを得ないような,鋭い指摘をしてくれた生徒たちか?
これら生徒が理解できれば,おおむね他の生徒たちも理解できていることがわかるような生徒たちか?
授業の感想や,わからなかったこと,新たに調べてみたいことを書いてくれた生徒たちか?
自分とは異なるものの捉え方,理解の仕方をしていることをわからせてくれた生徒たちか?
脱線した話を,順を追って元のポイントに戻してくれる生徒たちか?
脱線するきっかけを作ってくれた生徒たちか?
「感謝のリスト」をつくり出すと,きりがない。
生徒の側から,「感謝のリスト」をつくるとどうなるだろうか。
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