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無責任体質の伝染力のバロメーターとなる国税庁長官人事

 国税庁長官人事が発表されて,「喜んでいる人たちがいる」との指摘をしている人がいる。

 「絶対にないとおかしい書類はなかったことにできる」

 「税金はいくらでもごまかせる」というムードになるから,だという。

 官僚は,官邸の意向に沿うように仕事をする。

 企業の財務担当者は,社長の意向に沿うように仕事をする。

 国民や株主は重視されない,そういう雰囲気がさらに高まるだろう・・・という趣旨の指摘である。

 日本には,信用されない人がトップに立っても,機能できてしまう組織とそうでない組織がある。

 政府のトップから信用されている人と,国民から信用されている人のうち,

 国税庁という組織のトップには,どちらがふさわしいだろうか。

 日本は,自分が信用しない人がトップに立った場合,

 信用されるべき行動を自ら放棄する国民性をもっているのか,

 それとも国民こそが,国のために尽くし,信用されるような人間であるべきだと考える国民性をもっているのか。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より