「バレたところだけ,小出しに謝る」ことの意味を道徳教育の目から考えてみよう
KAKE,KAKE,と報道で連呼されているお名前だが,
そもそもこの問題は,だれとだれの問題なのか。
総理とその友人との間の問題ではない。
ようやく,「当事者の顔」がはっきりと見えてきた。
小中学生にも「隠蔽」という言葉の意味が理解できるようになったと考えてよい。
バレたところまでは,謝る。
謝るべきポイントを,「文書があったこと」だけにしぼる様子などは,
いじめや問題行動の事情を聞き取りしているときの,ずるがしこい中学生と姿が重なって見える。
道徳教育の全く逆をひた走っている人たちが痛々しいほどである。
「圧力」の分かりやすい構図を示した文書も出てきた。
内閣府に文科省が牙をむいた形になったが,これも前事務次官のおかげだろう。
官僚側ではなく,政権側の人間の攻撃がことごとく不発に終わっているのは,
正義が見極められる国民の質の高さのおかげだろう。
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