自分で批判を受け止める気がない「親分」を戴く「子分」ほど,気の毒なものはない
人から胡散臭く見られる宗教であっても,その宗教を信じる人を妨害してはならない。
なんだそれ?といぶかられる言動をしている人でも,決して口をふさいではいけない。
ただ,周囲の不満が大きくなったとき,だれが責任をとるべきなのか。
本人がもし,「親分」の言う通り,「親分」が書いた本の通りにしているとする。
周囲の不満は,すべて「子分」が受け止めないといけないのだろうか。
悩んだとき,「本を読め」と言われても,問題が解消しないときはどうしたらいいのか。
世の中には,自分の言いたいことだけ言って周囲を動かし,
自身は「安全圏」にいるという自分勝手な人間がいる。
「子分」からの信用を失わないように,ますます言うことが大きくなっていく。
私から見ると,これは破滅の一歩手前のように感じてしまう。
大きな話ばかりして立場の弱い人間たちを扇動し,あたかも
お前は理想に沿った教育をしていると信じ込ませる姿は,
とても危うく見える。私の杞憂にすぎないのなら,それでよいのだが。
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