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前事務次官の「武士の一分」

 日本の政治は明治維新や占領期の変革を経ても,結局江戸時代と何も変わっていないような気がしています。

 国民がだめだから,こうなっているという見方もできるでしょうが,

 批判的精神が「うざいもの」とされる流れは,これからも変わっていかないかもしれません。

 日本の政治に最も必要なのは,正しいものは正しい,間違っているものは間違っていると堂々と言える人間の存在です。

 前事務次官は,辞めたことで言えるようになったようですが,

 きっと現職のときも,言いたいことはたくさんあったのでしょう。

 現職のときに言わなければ意味がないわけですが,

 私の場合も,行政にいたときは,「トップにかける迷惑」ではなく,「関係する多くの人々にかかる迷惑」を気にして,言いたいことは言えませんでした。

 「上の意向だから」・・・政治にかかわらず,どこの世界でも反論を認めない決まり文句が使われています。

 文書の存在がはっきりしたわけで,ここまで化けの皮が剥がれても,誤魔化し続けようとする姿を忘れてはなりません。

 同じことが何度繰り返されれば,国民の目は覚めるのでしょう。

 今回のことに限らず・・・ここ,重要なので繰り返します・・・今回のことに限らず,

 行政のあり方は,ゆがめられていたのです。

 前事務次官が会見で述べたように,

>これ以上、行政のあり方をゆがめてはいけない

 この意味を考えるヒントは,戦前にあります。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より