静岡市の人口減少に見る地方都市の未来像
読売新聞が昨日配信したニュースによれば,
>静岡市の今月1日時点の推計人口が69万9421人となり、政令市の指定の目安「人口70万人」を割り込んだことがわかった
とのこと。
静岡県の県庁所在地・静岡市の印象は,
「静岡駅周辺の道路が混み過ぎて不便である」くらいのものだったが,
東京や名古屋に人をとられている状況を知ると,この地盤沈下の流れは止められないだろうという感じがしている。
全国の「城下町」には,同じような「衰退」の運命が待ち受けていることだろう。
静岡市には,大企業が少ない,という特徴があるらしい。
不便なところにある静岡大学の存在意義とか,もろもろの課題が追い打ちをかけるように襲ってくるだろう。
「東京」や「名古屋」の生産性を向上させることに貢献することで,
「おこぼれ」をもらう運命を選択するのか,どうか。
肝腎の「東京」や「名古屋」の現状すら,満足できる状況にはない,というアナリストもいる。
静岡市がとってくるであろう対策に注目しておきたい。
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