すぐに嘘がつける子どもの言い逃れの仕方
嘘をつくことが習慣になっている子どもに1年か2年おきくらいに必ず出会う。
空気を吸ったりはいたりするのと同じくらい自然に嘘がつける。
嘘というのは,自分がやったことを「やっていない」と言うだけではなく,
ほぼ同時に「やっていない」ことをやったと言うことが多い。
教師である私が直接見ていたその場のことであるにもかかわらず,
すぐに見破られる嘘がつける子どもとは,どのように育ってきたのか。
これから,どのような大人になっていくのか。
大人になった見本が,その子どもの親だった,という経験もある。
一体全体,家族でどんな「だましあい」をしてきたのだろう。
こういう人たちの「言い逃れ」の方法は,他者への攻撃に尽きる。
それも,相当の激しさをもって攻撃してくるので,気の弱いセンセイだと問題の本質を見誤ってしまう。
そこが狙い目だということを知っておくべきだろう。
時の人となった「K氏」は,すぐにばれる自己の経歴を偽った報告をしていたことがわかっている。
大学にしろ,就職先にしろ,小学校経験34年(?)にしろ,バレたあとのことを考えずにその場の思いつきで書いてしまう人はいるものだ。
職員になることを断った人物の名前を名簿に載せていたこともわかっている。
野党の代表質問に立った人が,「証人喚問での発言は重い」と語っていたが,
私は偽証罪以上の重い罪を背負う可能性のある人には該当しない指摘だと感じた。
私の目は別に精密な嘘発見器ではないのだが,
嘘を平気でつく人の態度は,肌感覚でわかってしまう。
幼稚園児を本気で「犬臭い」「おぞましい」と罵ることができる神経が,「教育者」にふさわしいものかどうかなど,「街の声」を聞くまでもないだろう。「おぞましい」のはどちらなのか・・・・。
このK氏そっくりのD氏というのがこのブログ村に生息している。
「しょうさん」という良識あるブロガーがあまりにひどい記事をたしなめてくださっているが,
D氏の返答は,「あいつの方がひどい」というのだから,まさにK氏と瓜二つである。
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