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安かろう疑わしかろう

 「安かろう悪かろう」「安物買いの銭失い」

 こういう言葉を浴びせられては,気の毒な方々がいる。

 航空機を使った旅行は,正規の?運賃ではとても財布がもたないので,

 割引を得るために出発日のかなり前に予約する人や,
 
 ホテルの宿泊費とセットになっているものを利用する人が多いだろう。

 必ずしも,「安い」ことがサービスの質を低下することとは結びつかない商品は数多くある。

 「安さ」に釣られて「引っかかってしまった」消費者を責めるのは酷であろう。

 売れば売るほど赤字が膨らむのに,運転資金を得るために次々に格安商品を売るような会社を放置しないでおける方法はないものだろうか。

 学校における消費者教育では,「安かろう疑わしかろう」などと安易に教えることはできない。

 最近,金融にしろ,防災にしろ,何でも「教育」という名をつけて,学校現場に丸投げしようとしてくる「政治家」が増えているが,その前に,自分たちでどうにかしようとする姿勢を見せてもらいたいものである。

 「監督官庁」の責任は,どこまで問えるのだろうか。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より