嘘がつけない人の言い逃れの仕方
今まで何百人の子どもの生活指導をしてきただろう。
重たい問題でも100人を超えている。
こういう子どもを相手にし続けていると,嘘をついているかどうか,たいていは見破れるようになってくる。
中には嘘なのだが真実っぽい話をする子どももいて,逆にバレやすかったりもする。
問題行動を繰り返す子どもの中には,親の教育のおかげか,本人の性格かはわからないが,嘘がつけない子どももいる。
こういう子どもの共通点は,「僕はやっていません」とは絶対に言わないことである。
「やったのはあなたですか」という質問に,「はい」「いいえ」では答えない。
「だれかの妄想だ」
「証拠はないはずだ」
「ぼくがやったと言っているやつは嘘つきだ」
これですでにバレている。
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