著作権法を教えていた教授は国家公務員法違反をしていた
文科省で私学への補助金交付などの仕事をしていた人が,私学に再就職する。
とてもわかりやすい文科省と大学の関係である。
文科省から大学に出向して,「お勉強中」の人もたくさんいる。
大学は,文科省の附属物のようなものと考えれば,別に気にする必要もないのではないか。
甘い汁を吸えるのは局長級などといったごく一部の人間たちであり,
それだけが狙いで仕事を続けていたのもいたはずだから,
「美味しいおもいができない」ことになってしまったら,仕事のやる気がなくなるのではないか・・・。
お気の毒な話である。
人事課が組織ぐるみで虚偽の話をまとめ,調査への想定問答集を作っていた。
外部から見れば組織が腐っているように見えるが,
「それが当たり前だ」というのが当事者の意識だろう。
「賭け麻雀なんて,みんなやっているじゃないか」と開き直ったどこかの首長も同じである。
文科省内では,「どうしてウチらだけ」といらついている人も多いようだが,
速度オーバーの交通違反でつかまった人と同じレベルだという自覚はあるのだろうか。
法律で決められたことを破ったことがバレたらどうなるのか,
文科省の役人たちに教育できるのは誰だろう。
これからは,内閣府立のお役者とか大学が増えていくのだろうか。
それにしても,とてもわかりやすい法律違反に問われる教授に出会えたという希有な経験ができた学生たちは,どんな思いでいるのだろう。
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