大学発「ウソ」の弁解方法=「一時的に混乱させたことをお詫びします」
文科省から依頼されたウソの説明をしたことに対して,大学に「一時的に混乱させてごめんなさい」と言うように指示したのも文科省だろうか。
虚偽説明までさせられるほど,文科省の言いなりであるのが大学だということがよくわかった。
今や,ルールを守らない,守れないことは,「理解不足」「認識不足」という言い訳ですまされる時代なのだということを,
大学総長や官僚のトップたちが示す時代である。
こういう問題の解決とは,たまたま見つかってバレた人間たちが「辞めれば済む」ものなのか。
決してそうではないだろう。
貴重な国会の審議の時間も,こんなくだらない問題の攻撃と言い訳と誤魔化しで費やされるのかと思うと,身を削って子どもたちに道徳的な生き方を教えている教師たちはやるせない思いをするに違いない。
事務次官とか局長というレベルの人間がルールを守らない省の「言いなり」であり続けなければならないのである。
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