日本は万全のテロ対策を講じうるか?
トランプ政権下の軍事行動で,初の戦死者が出たという。亡くなった方のご冥福を祈りたい。
日本では,「兵士(自衛隊員)が戦闘で亡くなる」という報道を耳にすることがなかった(訓練中の事故で亡くなる方がいるのは,知り合いもいたのでよく知っている)。
アメリカのような国に日本がならないことを願いたい。
しかし,今や,テロで一般人が標的になってしまう時代だから,基本的に地球規模で見れば「戦時」であると考えた方がよいだろう。
より安全な場所に生活の場を求める人が増えていくかもしれない。
もし日本が移民を認めるようになったら,どれだけの人が集まってしまうか,想像もできない。
しかし日本が安全な場所だというのは,「これまではそうだった」というだけのことかもしれない。
アメリカが「次の大規模テロ」を警戒しているのは間違いないことだろうが,行き着く先が,
「戦争で雇用の増加を」なんていうことにならないでもらいたい。
戦争のど素人の日本人でも,今のアメリカが危ないことはわかりきっている。
アメリカと密な関係を保ちたい日本が,強固な同盟国という理由だけで狙われることを心配している人も多いだろう。
テロリストに理屈は通じないが,敵意は通じる。
お互いに敵意に満ちた人間が溢れる地球にならないために,日本人ができることは何だろう。
真の「国際社会への貢献」とは何だろう。
今こそ,いがみ合いのない世界を築くためのメッセージを発信すべきときではないのか。
入試の直前だが,国際社会のことを学んでいる中学校3年生には,そんな「義憤」に燃えていてほしいものである。
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