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予測できたはずの「市場の失敗」~焼き畑ビジネスの問題

 グレーゾーンの事業によって荒稼ぎをし,批判されれば引っ込める・・・これを焼き畑ビジネスというらしい。

 ステマなど,情報に関するネット企業の問題が,頻発している。

 「情報やニュースの価値にタダ乗りしている」と批判されているのが,キュレーション(まとめ)サイトの問題である。

 キュレーションビジネスの急成長の背景には,ネットを通して仕事を受発注する仕組みであるクラウドソージングがあった。

 以前から,クラウドソージングには,「情報汚染」の問題が指摘されていた。

 不確実な情報や著作権違反のコピーコンテンツがあふれる現状に対して,対策は十分に取られていなかった。

 情報を作る単価は安い。

 事業者はもうかるが,情報を提供する側は,利益を出すために情報モラルを失っていく。

 真面目な事業者が市場から淘汰される仕組みを取り締まっていかないと,本当の意味での「利益」が得られない社会になってしまう。

 「自由競争」「市場原理」の中で守られるべき最低限のルールを「やらかしてから守る」では遅い。

 経済産業省は,「ITを活用した新しい人材調達の仕組み」としてクラウドソーシングを支援していたらしいが,「起こりうる問題」と「その対処法」の事前予測は十分だったのか。

 今後も「焼き畑ビジネス」の横行を許し,「市場の失敗」は「市場の責任」という態度をとり続けるのだろうか。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より