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人工知能の時代に人間に求められるもの

 日経に紹介されているマイクロソフト社CEOの言葉に,日本の教育関係者は何を感じとるべきだろうか。

>AIが普及した社会で一番希少になるのは,他者に共感する力を持つ人間だ

 本当にそうだろうか。

 もともと,欧米と日本とでは,人工知能やロボットに対する見方が異なっているように思える。

 それは,人間観の違いと表裏一体なのかもしれない。

 日本でも,将来,他者に共感する力を持つ人間が「希少」な存在になるのだろうか。

 そうとは思えない。

 一方では,「すでにそういう時代だ」と言いたい人もいるだろう。相当に孤独な人生を送っている人ではないか。

 災害のときに見られる助け合い精神も,将来は見られなくなるのだろうか。

 
 ここでは,「マイクロソフト社のAI開発原則」のうち,「AI」ではなく「人間」に求められるもの」とされている以下のことを引用しておきたい。

>共感力

>教育

>創造力

>結果に対する責任

 AIと人間が共生する社会とは,人間がAIに利用される社会ではない。

 AIを人間が利用しつつ,その結果に対する最終的な責任を人間が負う社会である。

 ICT機器を安易に導入している学校や地域にやがて問われるのは,

 「単なる費用対効果」の問題ではない。

 もっと大切なものを失っていないか,やがて大きな問題になるだろう。


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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
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  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
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