「負の効果が大きい評価」の研究
見かけ上の「知識」を活用する能力がつかないまま,上級校に進学していったり,社会に出て行ったりする人が増えている。
だから,「21世紀型能力」の育成が求められるようになった。
「21世紀型能力」を育てようと思ったら,あらかじめ枠が決まった「評価」などをしている場合ではない。
そもそも「21世紀型能力」の目標が達成されていない授業を繰り返しているから,「知識」は単なる見かけ上のものになり,それが活用できない子どもが増えているのである。
今までの「思考力・判断力・表現力」の根拠になった資料を徹底的に再点検していただきたい。
「そんなもので,思考力をはかっていたのか!」と憤る保護者がどんどん増えてほしい。
ぜひとも,これまで時間ばかりかけて無駄だった「評価」に関する「負の効果」の研究をする学者が出てきてほしい。
効率よく知識を得るような授業で実力がついている錯覚に陥っている人間を,教師にしてはならない。
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