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「観点融合型評価」とは何か?

 一つの観点から学習活動の成果を見るのではなく,いくつかの視点を融合したかたちで判断できるようにすること。

 これは,「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」を組み合わせればよい,というわけではない。

 当たり前の話だが,「知識」と「技能」の組み合わせも,「思考力」と「表現力」の組み合わせも無数にある。

 「知識」には「具体的事象に関する知識」と「抽象的な概念に関する知識」が組み合わされていることで,思考し判断するために活用することができるようになる。

 地図や統計を読み取る「技能」と,読み取れたことを編集して分布図やグラフに描く「技能」が組み合わせることで,思考に役立てることができる資料になる。

 「思考」でも,「垂直思考」と「水平思考」,「拡散思考」と「収束思考」を組み合わせることが必要である。

 組み合わされた「知識」や「技能」や「思考」などがいかにうまく結びつけられているかを評価するべきで,これを「観点融合型評価」と私は呼んでいる。

 単に「観点別評価」を組み合わせればよい,という単純なものではないことを確認しておきたい。

 観点別評価を「足し算」するような発想では,学力の評価にはならない。

 観点別評価の「二乗」「三乗」・・・が「観点融合型評価」の特徴である。
 

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より