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大地震に対する備え

 防災教育がいかに重要か,どれほどの価値があるかに気づくのが,首都圏で直下型の大地震が起こり,東日本大震災や関東大震災を上回る被害が出てからでは遅い。

 一部の人々は,ニュージーランドの地震後,水や食料の自主的な備蓄を増やしているようである。

 マスコミがいたずらに危機をあおることは,むしろ逆効果となるから,「日頃から」の防災意識がとても重要である。

 命を守るための教育はもちろん,多くを失ってしまった場合,「その次に何をしたらよいのか」をしっかりとシミュレーションしておくことも重要である。

 指揮・命令系統がずたずたになるケースも考えられる。

 今,想定されている中枢が機能しなくなることを考えた場合,最も大切なのは

 「自助」と「共助」である。

 現代版の「隣組」を組織する必要がある。

 自分も含め,隣人たちの命はすべて大切なものなのだという意識を多くの日本人はもっていると思う。

 心配事が増えるが,同時に安心できる理由が増えることの方が重要である。

 心配事が減っても,安心できる理由が減ってしまっては意味がない。

 大地震に備えよう。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より