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企業が求めている人材の選考基準と学生がアピールしたいこととのギャップ

 週刊ダイヤモンド10月1日号に掲載されている2017年採用実態調査によると,

 「企業が採用選考に当たって重視している点」のベスト10は,

1位 対人コミュニケーション力(81.4%)

2位 仕事への意欲・興味(58.3%)

3位 行動力(54.7%)

4位 協調性(53.8%)
 
5位 誠実さ・信頼感(51.9%)

6位 粘り強さ・責任感(50.0%)

7位 向上心(47.6%)

8位 企業への意欲・興味(45.8%)

9位 熱意(38.7%)

10位 考察力・論理的思考力(36.3%)

 となっている。

 11位以下は,基礎学力,マナー・礼儀,リーダーシップ,ストレス耐性,好奇心,専攻・専門知識,創造性,応用力,在籍校,表現力,アルバイト体験などとなっている。

 一方,学生がアピールした点は,

1位 粘り強さ・責任感(48.8%)…企業側は6位(以下同様)

2位 アルバイト体験(44.1%)・・・21位

3位 仕事への興味・意欲(40.1%)・・・2位

4位 対人コミュニケーション力(36.9%)・・・1位

5位 行動力(36.6%)・・・3位

6位 サークル活動体験(33.5%)・・・25位

7位 企業への意欲・興味(31.1%)・・・8位 

8位 向上心(30.8%)・・・7位

9位 誠実さ・信頼感(30.2%)・・・5位

10位 熱意(28.0%)・・・9位

 となっており,いくつか大きなギャップのある点が見つかる。

 面接では,いくつかの内容をセットで評価できる質問があることが考えられるが,

 たとえば「私どもの企業の良い点をコマーシャル形式で15秒間でご説明下さい」という課題はどうだろう。

 1分間で準備するが,その間に,面接官にいくつか質問してもかまわない。

 何を質問してくるかも評価の対象になる。

 こうした採用試験のようなものは,「対策」「準備」が可能になるが,

 企業側には多くのバリエーションが必要である。

 教員採用試験も,人事担当者にはもっと工夫をしてもらいたい。

 100%本心が引き出せると考えるのは無理だが,

 「どうしたらボロを出させるか」という発想も欠かせない。

 自分の長所をアピールしてもらうより,自分が目指している教師,尊敬する教師の長所をアピールできることとか,教育実習中,最も成長したと感じられる子どもの姿とか,どれくらい「自分ではなく他人を褒める能力があるか」をはかることも大切だろう。

 企業も教育現場も,「人選び」は生命線の一つである。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より