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大人と子どもの違い,政治家と一般市民との違い

 今回の記事では,政治家が大人で,一般市民が子どもだと言いたいわけではありません。

 大人とは,あまりよくない意味で使っています。

 よくはなくても,それでしか前に進めない,自分を守れない,ということがあるのが政治です。

 
 大人がわかっている大人は,

 「この人,こう言っているけど,本心は別のところにあるんだろうな」

 という見方や考え方ができます。


 政治には,妥協,調整,駆け引き,取り引きがつきものです。

 というより,そういうことをするのが政治と言ってもいいでしょう。


 政治家の言葉の「うら」を読めば,

 ああ,安倍総理のこの言葉は,自分たちではなく,別の政党のために言っているな・・・とか。

 
 他にも,ある教育方法を推奨している人が,

 この方法を信じて続けようとしているのにまわりから反対され浮いている人たちを鼓舞するために,

 自分では思っていないことを,あたかも私にはこれしかない,と思っているように信じ込ませるためのパフォーマンスをすることがあります。


 「ウソも方便」という世界は実は子どもたちの中にもあり,一般市民が

 「政治家にそれをするのは許せない」と言ってしまうと,

 政治ができる人がいなくなってしまうか,

 独裁者が出てきてしまうかのどちらかになってしまいます。


 すでに独裁者っぽい,決めつけ的な主張が多い人には最大限の警戒が必要です。

 わざとらしいことをあえて言っている人間は危険ですよ。

 教育のこわさは,人の感情をコントロールできてしまうことにあります。

 心をつかまれた!と思った瞬間に,頭を完全な理性モードに切り換えることが重要です。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より