調子の落ちた高給取りをどんどん試合に出して給料ダウンを狙う?
プロ球団の経営者にとって,頭が痛いのは選手の給料UPである。
長期高額契約を結んだ選手に限って成績が悪かったりすると,「経営判断ミス」と評価される。
セリーグでは広島カープが早々と優勝を決めてしまったため,
「消化試合」が多くなってしまった。
2位をキープしたい巨人だが,リリーフ陣が崩壊している。
せっかくの先発投手の勝ち星をフイにしてしまうわけだから,
「給料ダウン」は自分以外の選手にも波及する。
こうして「悪い成績」が増えれば増えるほど,経営の側にとっては「助かる」話である・・・
と考えられなくもないのだが,ファンが離れて収入が減ったら元も子もない。
試合に出れば,活躍するチャンスが存在するわけだから,プロなら結果を残してナンボではある。
しかし,素人が見ても調子が悪い選手を交代させないのは,特別な理由があると思ってしまう。
資金に余裕のあるが勝てない球団ほど,人気が下がってしまう可能性があることを忘れないでほしい。
さて,こうした「経営陣のいじわる」が本当に存在するとしたら,どういう企業に見られるのだろう。
ありえないほどの重圧を与えて失敗させ,リストラするというケースはないのだろうか。
公務員の緊張感のなさには辟易することもあるが,生き残りをかけた企業の厳しい人事管理は想像の枠を超えている。
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