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小学校でのけんかの代償=7800万円

 産経新聞が27日(土)に配信したニュースによれば,柏市の小学校で起きた教室でのけんかで重傷を負った児童が,負傷させた子どもの両親と市に約1億4500万円を支払うよう求めた訴訟で,7800万円を支払う内容の和解合意が成立したとのことである。

 市が2730万円を,残りの5000万円余りを加害児童の両親が払うとするのが和解案だそうだ。

 市が認める学校側の責任とは,「嘔吐の症状があったのに,病院搬送を怠り,症状を悪化させたこと」だという。

 今後,けんかに限らず,小中学校で子どもが頭を打った場合の「救急による病院搬送」のケースが増えるだろう。

 また,いつ相手に怪我をさせるかわからない,という「危なっかしい」子どもをもつ親は,怖くて子どもを学校に通わせられなくなってしまうというおそれもある。
 
 どのような障がいが残ってしまう怪我を負わせるのか,また負わされるのか,全く検討もつかない。

 子どものけんかというのは,何がきっかけで起るか全く予期できないことが多い。

 「おとなしい」としか見られていなかった子どもが,いきなり「爆発」することもある。

 子どもたちに何でも「協力し合ってやることがいいことだ」と信じ込ませようとする教育がいかに危険なことか。

 小中学校の教師をしたことがない人間には想像できないことだろう。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より