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ポケモンGOの進化版

 ポケモンGOの人気は,日本でも話題を呼びそうである。

 たとえば究極の「まちおこし」の手段として,その活用の用途を構想している人も多いだろう。

 修学旅行と言えば,「モンスター探しの旅」になる,という時代が来るのだろうか。

 
 ポケモンGOは,「公的空間」「公共空間」をものの見事に

 「私共(わたくしども)空間」に変えてくれてしまう困りものの遊びである。

 海外の観光地以上に人間が密集している日本では,

 まず最初に「歩きスマホ」による事故が多発する事態が考えられる。

 日本版配信時には,すでに「歩きスマホ」による事故の防止対策がなされているだろうが,

 海外で既に起こっている犯罪は,日本でも同じように発生するおそれがあることを想定しておくべきだろう。

 子どもよりも,大人たち,若者たちが熱中するゲームになるかもしれない。

 「ポケモンGO」に熱中している人物を発見することで,事故が防げるようになるための機能もほしいところである。


 
 東京オリンピックが開催される2020年には,

 オリンピック×ポケモン×歴史

 という3次元の楽しさを世界の人々に味わってもらえるようなソフトになるのだろうか。


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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より